市議会は6日開会の6月定例会から、議員が本会議の席に、タブレット端末やノートパソコンを持ち込むことを解禁した。従来は電子機器すべてを禁止していたが、会議の効率化やペーパーレス化を目的に試行運用を始めた。
これに合わせ、市議会事務局では議案書や予算書、日程などをインターネット上のサーバーに保存し、議員がそれぞれ閲覧できる仕組みを整えた。また代表質問・一般質問に際し、発言要旨やメモを見るために使うこともできる。
常任委員会や特別委員会でも同じ取り決めとし、試行運用を踏まえ、議会改革推進検討委員会で今後のあり方を考えていく。ただ紙の使用を妨げるものではない。
タブレット端末を巡っては、市当局が今年2月の定例会から本会議で使用を開始した。市の行政DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みの一環で、内田市長らが答弁に採用している。
(写真:タブレット端末を使う議員)
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