いわき市をはじめ、東日本大震災の被災地などで復興支援活動を繰り広げている一般社団法人「ラブフォーニッポン」(事務局・東京都渋谷区)は11日夕、浄土宗の涅槃山袋中寺「菩提院」(平古鍛冶町)で159回目となるキャンドルナイトを行った。
活動は新潟県中越地震、熊本地震の被災地など多岐にわたり、現在は1月に発生した能登半島地震で被災者支援を続けている。いわきでは2011(平成23)年6月に四倉での支援活動を機に始まり、月命日に合わせて犠牲者の慰霊と復興への願い、未来を担う子どもたちの夢を込めたキャンドルを灯している。
霜村真康住職(48)と、法人代表を務めるキャンドル・ジュンさんの共通の知人を介し、菩提院でも始まり、4年ぶりの開催が実現。「ずっと笑顔あふれる福島でありますように」といったメッセージが張られたものを含め、200以上のキャンドルが並んだ。
キャンドル・ジュンさんは拠点としている鳳珠郡能登町の現状などを報告し、支援を呼び掛けたほか、タレントで歌手の谷本賢一郎さんによるミニコンサートも開かれ、来場者たちは心穏やかにイベントを楽しみ、静かに祈りをささげていた。
(写真:キャンドルを見つめる子どもたち)
ニュース