いわき民報社白鷲旗争奪「第65回いわき地区高校野球選手権大会」(県高野連いわき支部主催)は11日、大会最終日を迎え、ヨークいわきスタジアムで準決勝、決勝が行われた。
この結果、東日大昌平といわき光洋による決勝は、東日大昌平が初回から打者8人を送り込む猛攻を見せて5点を先取。六回にもダメ押しの2点を追加して、8―1の七回コールド勝ちで2年ぶり7回目の優勝を飾った。
第59回大会以来5回目の頂点を1・2年生主体の若いメンバーで臨んだいわき光洋はミスが続き、最後まで反撃の糸口を見いだせなかった。閉会式では、鈴木淳本社代表取締役社長から優勝校に賞状と本社白鷲旗が、準優勝校には賞状と盾が贈られた。
準決勝2試合の結果は次の通り。▽第1試合(ヨークいわき)東日大昌平12-1小名浜海星(五回コールド)▽第2試合(同)いわき光洋4-2平工
<東日大昌平-平工から>
初回から集中攻撃を見せて大量リードした東日大昌平。守っては無失策、2投手のリレーで被安打4と反撃を1点に抑えた。いわき光洋は6失策と守りが乱れ、最後の攻撃で1点を返すにとどまった。
東日大昌平は初回先頭の武山が左翼線二塁打を放つと、立石の犠打が送球ミスを呼んで武山がかえり先制。この回さらに3安打と2つ目の失策で4点を追加した。二回にも山口の右中間三塁打でさらに1点。六回には3つの失策とボーク、四球で無安打ながら2点を挙げた。投げては先発の伊奈が六回を被安打3、8つの三振を奪う好投を見せた。
いわき光洋も初回先頭松本志の二塁打をきっかけに1死二塁と先制機をつかんだが後続が凡退。三回は2死二・三塁、六回にも1死一・三塁と反撃のチャンスをつかんだものの無得点。ようやく七回、四球と高田の安打で無死一・三塁とし、内野ゴロの間に1点を挙げた。
(写真:2年ぶりの優勝を喜ぶ東日大昌平)
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