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いわき東署 橋名板窃盗疑いで男送検 転売目的か「ギャンブルで借金あった」
いわき市三和町の市道から橋名板を盗んだとして、いわき東署は5日、同市小名浜大原小滝町、会社員の男(34)を窃盗の疑いで、身柄を地検いわき支部に送致し、本格的な取り調べに入った。
男は4月上旬から30日にかけて、同市三和町下永井字中根前の市道に架かる「中根橋」から、橋名板4枚(時価12万円相当)を盗んだとされている。同署は、金属買い取り業者から「盗品とみられる橋名板が持ち込まれた」との連絡を基に捜査を進め、3日に男を逮捕した。
調べに対して容疑を認めており、「ギャンブルによる借金があった」と供述していることから、転売目的での犯行だったとみられる。事件は単独でおよんだといい、浜通りを中心に他の橋名板盗難にも関与した趣旨の話もしており、同署は余罪の追及を進めていく。
市道路管理課によると、いわき市には市管理の橋が約2千あり、2023(令和5)年度は92枚の橋名板盗難が確認され、約270万円相当の被害となっている。本年度も6月までの2カ月間で、20枚・約60万円相当の盗難が分かっている。
(写真:金属買い取り業者に持ち込まれた橋名板=いわき東署)