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常磐線ダービー いわきFC 水戸とドロー 連続弾・谷村「永井のおかげ」

 サッカー・明治安田生命J2リーグの第2節は25、26日、全11試合が行われた。いわきFCは26日、アウェー・ケーズデンキスタジアム水戸(茨城県水戸市)で、水戸ホーリーホック(茨城)との一戦に臨み、2―2で引き分けた。
 J2初勝利とはならなかったが、2度も追いつく力強い攻撃を見せ、初めての勝ち点1を手に入れた。次戦の第3節は3月5日、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、レノファ山口FC(山口)を迎え撃つ。キックオフは午後1時。
 水戸は平成12年にJ2に参戦して、一度も昇格・降格を経験していないクラブ。群雄割拠のJ2の中で、今季は「J1昇格候補」とも言われている。両チームのホームタウンが、鉄道でつながっていることから、この一戦は〝常磐線ダービー〟とも呼ばれた。
 先制されたいわきFCは後半14分、右コーナーキックの流れから、MF嵯峨理久(24)が切り込んだボールを、投入されたばかりのMF永井颯太(23)が拾うと、ゴール前に絶妙なグラウンダーのクロス。FW谷村海那(24)が左足で押し込んで、同点となる2試合連続弾を決めた。
 谷村は試合後、開幕戦の藤枝MYFC(静岡)戦に続いて、永井のおかげでゴールを決められたと感謝の気持ちを示した。永井はこの話を聞くと、そうしたことは無いと謙そんしつつ、「今後は試合の最初から出られる選手として、得点も取れるようになりたい」と誓った。
 いわきFCの通算成績は1分け1敗で、順位は前節から2つ上げて、22チーム中14位となった。

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