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地元の資源・魅力を後世に 四倉ふれあい市民会議 子どもたちとオリーブ植樹

 四倉ふれあい市民会議(吉田和正会長)主催の「オリーブの木・ヤシの木の植樹祭」が6日、四倉海岸の防災緑地で行われ、参加した親子連れがオリーブの苗木20本を手分けして植樹した。
 昨年から始動した地元の資源や魅力を再発見し、それを活用して後世に残す「四倉REBORN(リボーン)プロジェクト」の一環で、〝四倉ならでは〟の景観づくりに向け、同市民会議では東日本大震災から復興の象徴として、ココスヤシ、ワシントンヤシも防災緑地や砂浜に植えた。
 同会議は2014(平成26)年3月、オリーブを震災復興のシンボルにしようと、「いわきオリーブプロジェクト」の協力を得て、四倉小の5、6年生の児童たちが挿し木をし、同校でオリーブを育てる取り組みを始めた。
 防災線地完成後の18年6月、四倉海水浴場の駐車場から砂浜にアクセスする階段の両側部分が「オリーブエリア」として、県から同市民会議に開放され、同校で育ててきたオリーブ約50本が移された。
 挿し木から育てて実がなるほど生長したオリーブだったが、防災緑地は石が多く固い地盤だったため、その多くが生育不良に。今回植樹したのは、枯れずに残っていたものを専門の業者が土壌を入れ替えたり、防草シートを設置したりするなどして、オリーブエリアを「再生」させた。
 参加した親子連れは、同市民会議のメンバーから植え方やジョウロで水をかける量などを教わりながら、1本ずつ丁寧に植えていった。両親や妹と参加した四倉小6年の須藤美咲さん(11)は「階段のそばに植えたので、通るたびに自分のオリーブが分かってうれしい」などと感想を話し、海に来る楽しみが増えた様子だった。
 (写真:防災緑地にオリーブの苗木を植樹する参加者)

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