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たこ焼きで家族に笑顔を 植田・ほんまもん 25日から写真撮影で1品進呈
植田町中央一丁目のたこ焼き店「大阪たこやきHONMAMON(ほんまもん)」は25日から、夏休みに合わせ、子ども連れの来店客を対象に、子ども1人につき、たこ焼きかたこせん1品を進呈する企画「たこやきで家族を笑顔にinいわき」を開催する。昨年12月に続いての取り組みで、たこ焼きを通じた家族のにぎわい創出を図る。8月中旬まで(予定)。
大阪出身の店主・切石優さん(41)にとって、子どもの頃の思い出はたこ焼き。近所の高齢女性が軒先で焼く10個100円の味は忘れられないという。学校帰りに小銭を握りしめ、友人と遊びに行った日々はいまでも鮮明に覚えている。
縁あって来市し、キッチンカーでのたこ焼き販売を経て、2020(令和2)年12月に店舗形態での営業を始め、新型コロナウイルスの感染拡大を乗り越え、植田地区の振興にも努める切石さん。若い子の居場所づくりも兼ね、店内は夕方になると中高生の集いの場となっている。
こうした中、自らの経験から地域が一緒になって、子どもたちを見守る重要性を指摘。ボランティア団体・iwakiはまかぜClub代表の吉野嘉晃さん(45)の呼びかけを受け、たこ焼きによる家族団らんのイベントを発案した。
希望者はその場で家族写真を撮影し、写真に子どもからメッセージを寄せてもらって店頭に飾ると、期間終了後に家族分の無料券がプレゼントされる。
2人の試みは市内事業者も歓迎し、今回はケアサポート慶、福陽自動車教習所、ヤマシタ工業、東田保育園、TOMYテクニカ、豊田林業、佐藤真之助商店、大和工業が協賛した。
切石さんは「厳しい社会情勢だが、子どもたちには元気に育ってほしい。少しでも皆さんのお役に立てれば」と語る。発起人の吉野さんは「食べることは幸せ。特にたこ焼きはみんなわくわくする。何より子どもの笑顔が一番」と述べ、さらなる賛同を呼びかけた。
連絡優先。問い合わせは、HONMAMON=電話(51)6430=へ。
(写真:企画をPRする切石さん=左=と吉野さん)