市は7月31日、東京電力福島第一原発事故を巡るコメの緊急時モニタリングについて発表した。2024(令和6)年産米に関しては、市内で3点のみの実施となる。
県産米は原発事故に伴う安全性確保の観点から、2012(平成24)年産米から全量全袋検査を実施。いわき市では放射性物質の吸収を抑制するカリウムの追加施用などを徹底し、15年以降は放射性セシウムに、基準値(1kgあたり100ベクレル)超過が確認されなかったため、20年からは1950(昭和25)年2月1日時点の旧市町村(37地区)ごとに3点、23年には1点を調査し、いずれも問題はなかった。
24年からはさらに簡易的となり、市内3地区から玄米2kgを1点ずつ採取する。原発事故から14年目を迎え、いわき市の農産物の安全性が確保されていることを裏付ける。
(資料写真:いわき市役所本庁舎)
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