任期満了に伴う市議選は9月1日、告示の日を迎える。定数37に対し、31日時点で現職33・元職1・新人13の計47人が立候補の意向を示しており、前回より6人多い見通しで激戦が予想される。人口減少社会を迎える中、産業振興やまちづくりのあり方、教育、医療・福祉、防災、公共交通の維持と、いわき市の抱える課題は多岐にわたるため、市民一人ひとりの一票の行使が求められている。投票日は8日。
立候補の届け出は9月1日午前8時半から午後5時まで、市役所で行われる。各陣営は届け出順を決めるくじ引きをし、選挙運動用自動車表示板、腕章などを受け取り、選挙活動に繰り出す。
同2~7日には市内17カ所で期日前投票ができ、8日は午前7時から市内135カ所で投票が始まる。当日は勿来地区8カ所と遠野、小川、三和、田人、川前、久之浜・大久地区のすべては午後6時まで、平、小名浜、常磐、内郷、四倉、好間地区のすべてと勿来地区の13カ所は同7時まで。
開票は同8日午後8時から、平下荒川の市立総合体育館で。今回は案分票や疑問票の取り扱いに正確さを期すため、有効票の2回点検を実施する。開票確定予定時刻は同9日午前0時で、前回の市議選より約1時間遅い見込み。
いわき市の最新の有権者数は26万1309人(男性12万7752人・女性13万3557人)。前回(2020年)の市議選の投票率は44・77%で、コロナ禍もあって市議選としては過去最低を記録した。
市議選を巡り、内田市長は「候補者が増えていることは多くの方が市政に関心を持ち、いわき市を良くしていきたいとの気持ちの表れだと思う。市民の皆さんには候補者の政策を見極めた上で、投票所に足を運んでほしい」と呼びかけている。
(写真:多数の候補者を想定し、54+3枠を設けたポスター掲示場)
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