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<社告>いわき民報は2024年10月1日から朝刊になります(内容は変わらず地域密着型)
「市民の夕刊」いわき民報は、10月1日から「市民の新聞」いわき民報に生まれ変わります。戦後、まだ社会が混乱期にあった1946(昭和21)年2月5日に産声を上げ、今年で78歳。この間、地域紙として読者、そして市民の皆さまの心に寄り添い、声なき声を代弁し、光りの当たらない場所にスポットを当て、日常の生活や地方文化をより豊かに、そして希望の持てる古里とするため、粉骨砕身、言論の自由と公正な報道に努めてまいりました。
このたび長らく続いた夕刊を廃止し、朝刊に舵を切ることとなりますが、ローカルメディアとしての責務を心に刻み、新たな時代の、新たな新聞のあり方を体現していきたいと考えております。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
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戦前は県内の言論機関が相次いで統制され、いわき地方にあった5つの日刊紙を統合した、いわき民報の前身たる「磐城毎日新聞」も廃刊に追い込まれました。太平洋戦争の終結により、長らく続いた弾圧の日々から言論の自由を取り戻し、地域文化の向上を目指して「いわき民報」が誕生しました。
この20年間、我々を取り巻く環境は大きく様変わりしました。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故、長期的な経済の低迷とコロナ禍、そこにメディアの多様化が拍車をかけ、発行部数も減少しました。そしてこのたび新聞が印刷できる印刷工場の使用継続が困難となり、いわき市外での外部委託に切り替えることになりました。印刷工場からの距離、輸送手段が限定されるため、夕刊として発刊することは潰えます。
社員一同、そしてOB、OGを含め、みな断腸の思いとなりますが、朝刊に舵を切ることを決断しました。しかし、いわき市唯一の日刊紙、そして地域紙としての志は決してぶれず、社会のニーズに沿った変化を許容し、気持ちを新たに新時代の新聞報道に努めてまいります。
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夕刊紙の発行は9月30日が最後となりますが、10月1日からは新生「市民の新聞」いわき民報として、変わらず発刊を続けていきます。今後とも本紙発刊業務へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます(新聞内容は今まで通りいわき地域密着・カラー面も増加)。
(写真:これからも皆さまのもとに地域情報をお届けします)