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<市議選余話>いわきの選挙では恒例の光景!? マルトで街頭演説
任期満了に伴う市議選(8日投開票)は、定数37に対し現職33・元職1・新人13の計47人が立候補しており、3日も熱い戦いを繰り広げている。
こうした中、各候補者が街頭演説に立つ場所として目立つのは、スーパーマーケット「マルト」の一角。市内の店舗には次々と選挙カーが到着し、駐車場で買い物客や行き交う人たちに向けて自らの政策を語っている。
告示前には政党幹部までマイクを握っており、いわき市の選挙では良く見かける光景だ。ある陣営幹部は「平北部地区が激戦のため、(平下神谷の)SC草野店は取り合いになっている」と明かす。マルトによると、連絡を受ければ先約が無い限り、原則として断らないという。党派も問わない。
市民の選挙への関心を高めてほしいとの狙いがあり、併せて3日からは店舗のレジ・サービスカウンターで、投票所で交付される「投票済証」とマルトCoGCaカード・クレジットカードを提示すると、10ポイント付与する取り組みを始めた(15日まで)。担当者は「ぜひお客さまには選挙に行ってほしい」と話す。
前回(2020年)市議選の投票率は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、44・77%と過去最低だった。7日までは期日前投票も行っている。人口減少社会が取りざたされ、いわき市の抱える課題は多岐にわたるため、市民一人ひとりの一票の行使が求められている。
(写真:政策を語る候補者=3日、マルトSC城東店 写真の一部を加工しています)