ニュース
台風シーズンに備える 土砂災害想定の訓練 小名浜消防署
小名浜消防署(井上雅樹署長)の令和6年度土砂災害対応訓練が5、6の両日、泉町下川の坂本産業小名浜事業所で行われた。
東日本台風や、昨年9月の台風13号に伴う線状降水帯による豪雨災害をはじめ、全国各地で土砂災害が頻発していることを踏まえ、本格的な台風シーズン到来に合わせ、職員の土砂災害対応の知識や技術を習得させるために実施した。
訓練には、2日間合わせて署員54人が参加。「大雨による土石流で、山間地域上部の畑と下部の住宅が被害に遭った」と想定し、重機を用いた倒木や石材の撤去、土砂に埋まる、または家屋に取り残された要救助者をスコップ、チェーンソーなどで救助する訓練に取り組んだ。
署員たちは、土砂災害時における人命救助の流れについて慎重に再確認していた。
(写真:要救助者が埋められたことを想定した訓練)