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小玉小の子どもたち 実りの秋体験 コンバインも使ってもち米収穫
小玉小(新妻伸浩校長)の4~6年生76人は11日、学校近くの学校田でもち米の収穫を体験した。同校では子どもたちに地域の特産でもある米作りに触れ、お米の大切さを学ぶとともに感謝の気持ちをはぐくもうと、体験学習の場を毎年設けている。
昨季までは「マンゲツモチ」を栽培していたが、地元の稲作農家で約30町(約29万7千平方m)もの作付けをし、長年、稲作の講師を務めている平塚宏さん(80)の助言で、早生種「ヒメノモチ」に変更。今季は5月下旬に田植えを体験し、同日は4年生28人と5年生24人は手刈りで、6年生24人は平塚さんと息子の伸哉さん(50)に教わりながら、コンバインを実際に運転して稲刈りを行った。
児童はこうべを垂れ、豊かに実った黄金色の稲穂を見て時折笑顔を見せながら、作業に没頭。佐久間茉歩さん(11)は体験を終え、「最初は怖かったけど、慣れるとスムーズにできた。あんなに小さな苗がきれいに実ってすごい」と、残暑厳しくも実りの秋を実感していた。
同校では11月に収穫祭を予定しており、臼(うす)と杵(きね)を用いて、収穫した米でもちつきをし、味わう予定という。
(写真:コンバインを操作し稲刈りに挑む児童)