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18日から飲食イベント「秋の喰酒祭」 平中央公園 今回は食と健康にもスポット
地元飲食店によるイベント「秋の喰酒祭(しょくしゅさい)」が18日、平中央公園で開幕する。喰酒祭は2020(令和2)年10月、新型コロナウイルスの感染拡大によって飲食業界が困窮していた中で、地元を盛り上げたいと立ち上がった取り組みで、和風居酒屋ダイニングKINKA(平字白銀町)を中心に実行委員会を組織している。20日まで。
今回は新たに、市野減塩食普及プロジェクト「いわきひとしお」と連携し、食と健康のあり方にもスポットを当てており、特別メニューも販売される。イベントを運営するのは、KINKAの店主で、四倉町出身の押田昇治郎さん(43)と将利さん(41)兄弟。2012(平成24)年に復興飲食店街「夜明け市場」に店舗を構え、多くの人に親しまれてきた。
転機となったのはコロナ禍。街から元気がなくなったことを危惧し、感染症対策を施した上で最初の喰酒祭を企画すると、多くの人たちから支持を受けた。会場には市内18カ所の飲食店が軒を連ねるほか、「又兵衛」で知られる内郷の四家酒造店を含め、押田さん兄弟が全国から集めた日本酒が3日間で60種類以上を販売する。
昇治郎さんは「お酒だけでなく、子どもから大人まで楽しめる内容を予定している。昼間はピクニック気分で、夜は冷えるので暖かい格好で来ていただければ」と来場を呼びかけている。時間は18日が午後4時~9時、19日が正午~午後9時、20日が正午~午後8時。雨天決行・荒天中止。当日の詳細はX(旧ツイッター)のアカウント<こちら>へ。
(写真:来場を呼びかける昇治郎さん=右=と将利さん)