第70回県高体ラグビー競技を兼ねた「第104回全国高校ラグビー大会福島県大会」(県高体連、県ラグビー協会など主催)は27日、大会3日目を迎え、ハワイアンズスタジアムいわきで準決勝が行われた。第3シードの磐城は第2シードの聖光学院と対戦したが、7―20で敗れ、3年ぶりの〝聖地〟花園出場はならなかった。
地元いわき勢として最後まで残った磐城。昨年まで〝幻の決勝〟を含め4年連続決勝進出を果たしていたが、今年は準決勝で姿を消した。相手は6月の県総体初戦で14-31で敗れている聖光学院。先制したのは磐城だ。前半5分、敵陣ゴール前10mのラックから左に展開して先制トライ。コンバージョンキックも決まって7―0とした。
その後も、キックに頼らず自陣からでも積極的にボールを回して前進。フェイズを重ね、相手のギャップを突きながらトライチャンスをつくったが、トライ直前でノックオンするなどハンドリングミスが目立った。FWも平均体重で約12kg上回る相手にスクラムやラインアウトで互角の戦いを見せたが、モールやラックから押し込まれて失点する場面が見られた。
(写真:前半5分、幸先よく先制トライを挙げた磐城)
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