いわき市ゆかりのバドミントン選手で、今夏のパリ五輪に出場した大堀彩(27)は8日、自身のインスタグラムを更新し、年内で引退することを発表した。
大堀は、父・均さんと母・麻紀さんが1995(平成7)年のふくしま国体に向け、バドミントン競技成年の部選手として福島県に招かれたことから、会津若松市で生まれた。6歳からバドミントンを始め、小学校時代はいわき市で過ごし、富岡高ではアジアユースで日本人初の優勝、世界ジュニア選手権でも準優勝と活躍。2016年からは富山県の実業団チーム・トナミ運輸に所属している。
初の五輪となったパリ大会では8強の成績を収めた。大堀が出場する国内最後の大会は、12日から熊本県で始まる「国際バドミントン大会熊本マスターズジャパン」となる。
インスタグラムの全文は次の通り。
いつも応援していただいている皆様に大切なご報告があります。
年内の活動をもって引退する事を決意致しました。
これまでのバドミントン人生、決して順風満帆だったとは言えませんが、たくさんの方々に支えられここまでやり抜く事ができました。
トナミ運輸・日本バドミントン協会、そしてサポートしていただいたスポンサーの方々なしでは、ここまで辿り着く事はできなかったと思っています。
常に寄り添ってくれた家族や友人、そしていつも声援を送ってくださった皆様方に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
バドミントンを通じてたくさんのことを学び、たくさんの素敵な出会いもありました。
私自身バドミントンが大好きで、引退を決意するのもそう簡単な事ではありませんでしたが、皆様に応援していただいた22年間の競技人生はとても幸せな時間だったと改めて感じています。
国内では熊本マスターズが最後の大会となりますが、皆様への感謝の気持ちをコート上で表現できるよう全力を尽くして闘います。最後まで応援していただけたら嬉しく思います。
いつも暖かい応援•サポート本当にありがとうございます。大堀 彩
(写真:パリ五輪の準々決勝を戦う大堀彩=上甲鉄撮影 読売新聞社配信)