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正月版特集「昭和愛が止まらない」明星ボーカル・大森さん 街コンなどで注目

 離れられないの/抱きしめられたから/忘れられないの/昨日、今日も/明日もあさっても/「離れられないの」(作詞・作曲 明野星太郎)
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 いわき街なかコンサートをはじめ各種音楽イベントでもおなじみ、ユミコこと大森由美子さんら女性3人による「明星」は、言わずと知れた「昭和歌謡バンド」。いわき在住のボーカル・ユミコ、ギター&ボーカル・ミツコ、ベース・リツコが2019(令和元)年に結成した。
 もともとは大森さんの夫でギタリストの「やすぼん」がソニックプロジェクト社長の「ゆたか」こと、関野豊さんと2人で「平凡ズ」を結成。これに対抗心を燃やした旧知のメンバーでバンドを組んだのだという。
 バンド名も同時代のアイドル雑誌「平凡」に対して、「明星」。1番最初に練習した曲は1971(昭和46)年に発売された平山みきのセカンドシングル「真夏の出来事」だった。
 その後も昭和歌謡を中心にレパートリーを広げ、最近はついに〝謎の作曲家〟明野星太郎氏によるオリジナル「明けの明星」「離れられないの」「待ってる女」の3曲を発表した。いずれも歌詞に「これでもか」というほど昭和を詰め込み、ギターやコーラスで昭和を煮詰めたような味わいを奏でている。
 「昭和の曲は耳に残りやすいですよね。覚えやすいし、つい口ずさんでしまう。坂本九さんの『上を向いて歩こう』など日本の高度経済成長を支えた名曲もあります。日本人のDNAにドスンとくるメロディーなんじゃないでしょうか」。
 自身も昭和生まれ、昭和育ち「昭和の女」。
 「今よりも貧富の差はあったけど、身の丈にあった暮らしをしていた気がします。近所づきあいでお下がりが回ってくるし、貧しくても温かい暮らしをしていました」
 【新年ライブ情報】2月1日午後7時半~、常磐湯本町のスナックナンバーで、明星、平凡ズがW出演。チケットは軽食&飲み物付き2500円
 (写真:「明星」の大森由美子さんら)

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