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心癒される作品一堂に 中之作・清航館で恒例「つるし雛飾りまつり」開幕

 中之作の早春の風物詩として親しまれ、県外からの来場者も多い「つるし雛(びな)飾りまつり」が1日、中之作漁港前の古民家「清航館」で始まった。9日まで。
 つるし雛まつりは、パッチワークちりめん細工教室「ままや」が子どもたちの健やかな成長と無病息災を願い、中之作を中心に空き家修復やコミュニティーづくりなどに取り組むNPO法人「中之作プロジェクト」とともに運営している。
 主宰する中川敬子さん(78)=小名浜=と教室生たち約30人が、古布ちりめんでひと針ひと針に思いを込めて縫(ぬ)い上げた縁を結ぶ毬(まり)、厄や魔除けを意味する唐辛子、金運の象徴の金魚をはじめとする縁起物や、菜の花、コスモスなど四季折々の花々、干支といった「いくつあるか数えきれない」(中川さん)ほどのつるし雛が古民家の内外を華やかに彩っている。
 今年は初の試みとして、中川さんが月に1度講師を務めに足を運んでいるという、茨城県北茨城市中郷町の教え子たちの作品も並んだ。午前10時の開始時間から次々と来場者が訪れ、写真を撮るなどして思い思いに作品を満喫する姿がみられた。
 自身も趣味でちりめん細工を行っているという、渡辺町の主婦(73)は「毎年楽しみで刺激を受けている。作品の丁寧さもそうですが、色使いがとてもすてき。心が癒されます」と嬉(うれ)しそうに作品を眺めていた。
 「どのような布を使っているのか、興味のある方は作り手側の視点で見ると面白いかもしれませんね」と中川さん。開催時間は午前10時から午後4時まで。また、14日からはふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」でもままや制作のつるし雛が展示される。3月3日まで。
 (写真:中之作・清航館で始まった「つるし雛飾りまつり」)

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