福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報をお届けします

ニュース

いわき震災伝承みらい館「奇跡のピアノ」一般向け演奏会 それぞれの思い込めて

 東日本大震災の発生から間もなく14年を迎える中、薄磯三丁目のいわき震災伝承みらい館では4年ぶりに「奇跡のピアノ」の一般向け演奏会が企画された。
 奇跡のピアノは2011(平成23)年3月11日、旧豊間中の体育館で震災による津波に遭いながらも、修復されて音色を取り戻したことで、復興に向けたシンボルとして多くの人が弾いてきた。今回は10~64歳の10組11人が参加し、さまざまな楽曲を披露した。
 11日に開かれた演奏会では、震災を知らない世代の姿もあった。「学校の授業や家族から震災の話を聞き、とても大変なことがあったことを知った。そして奇跡のピアノについて見聞きし、自分も演奏したいと思った」。震災当時は生まれていなかった根本理玖君(10)=平一小・4年=は、まっすぐなまなざしでこう語った。
 大勢の来館者の前とあって、やや緊張したというが、トルコ行進曲などを堂々と演奏した根本君。「とても良い経験になった。いつ来るか分からない災害のため、できる備えをしたい」と話す。次の世代に震災の記憶をつないでいく意味でも、奇跡のピアノが果たす役割は大きい。

 「10年ぶりに弾き語りをしました」と明かしたのは、トリを飾った草木台の会社員斎藤淳さん(57)。震災直後に自分に何ができるかを考え、復興に対する思いなどをつづった楽曲を手がけた。作曲は独学だがこれらを引っさげ、シンガー・ソングライターの普天間かおりさんと、いわき芸術文化交流館「アリオス」で共演を果たした。
 この日はいずれもオリジナルの「願い」「愛する人へ」「故郷」「あなたへ」を奏でた。希望や悲しみ、立ち上がる勇気をはじめ、震災を踏まえて書かれたストレートな歌詞が斎藤さんの優しい歌声に包まれ、会場からはたくさんの拍手が送られた。
 斎藤さんは「震災をきっかけに、みんなに聞いてほしいと思って作ったことが懐かしい。もう少ししたら定年になるので、皆さんに音楽を届けられたらうれしい」とほほえんだ。
 本番にあたり、修復に携わったピアノショップいわき(平字作町)の遠藤洋さん(66)は「こうして演奏会ができたことは感無量。ただピアノの駒にまだ海水が残っており、14年経っても弦がすぐにサビてしまうので、今後も交換を必要としている。私たち家族はこのピアノを守り続けるので、皆さんも見守ってほしい」と呼びかけた。
 (写真1枚目:奇跡のピアノを弾く根本君 2枚目:弾き語りをした斎藤さん)

PR:自動貸越サービス機能つき
いわきFC応援口座

カテゴリー

月別アーカイブ

Madrid
11°C
Lluvias
3.5 m/s
96%
758 mmHg
04:00
11°C
05:00
10°C
06:00
10°C
07:00
10°C
08:00
10°C
09:00
10°C
10:00
9°C
11:00
9°C
12:00
10°C
13:00
10°C
14:00
11°C
15:00
11°C
16:00
11°C
17:00
12°C
18:00
12°C
19:00
12°C
20:00
12°C
21:00
11°C
22:00
11°C
23:00
11°C
00:00
11°C
01:00
11°C
02:00
10°C
03:00
10°C
04:00
10°C
05:00
10°C
06:00
10°C
07:00
10°C
08:00
9°C
09:00
10°C
10:00
12°C
11:00
13°C
12:00
15°C
13:00
16°C
14:00
17°C
15:00
16°C
16:00
16°C
17:00
14°C
18:00
13°C
19:00
14°C
20:00
12°C
21:00
11°C
22:00
10°C
23:00
10°C
Más previsiones: Wetter 4 wochen

関連記事

PAGE TOP