いわき市の県立高校でも合格発表 磐城ではラグビー部が恒例の胴上げ

　県立高校入試前期選抜の合格発表は１４日、県内一斉に行われ、いわき市の全日制１２校・定時制１校でも合格者の番号が貼りだされた。
　このうち平字高月の磐城高では正午の発表を前に、受験生とその家族が続々と集まり、緊張した面持ちで待機していた。正午を迎えて教職員が体育館から合格者の番号が貼られた掲示板を持ち出すと、一斉に歓声が上がり、吹奏楽部によるファンファーレが響く中、友人や家族と抱き合ったり、しきりにスマートフォンで自分の番号を撮ったりする姿が見られた。
　また同校では恒例のラグビー部による胴上げが繰り広げられたほか、さまざまな部活動がさっそく勧誘の声掛けをしていた。
　合格した中野琥大郎君（平三中）は胴上げを受けた後、「自己採点は満足のいく結果だったが、やはり今日までどきどきしていた。１日３時間の受験勉強をこなし、特に苦手な数学を頑張った」とにっこり。高校では新たな挑戦として、弓道部に入ることを希望しており、文武両道で高校生活を満喫すると誓った。
　前期選抜で定員に満たなかった高校に関しては、１７、１８の両日に後期選抜の願書を受け付ける。１９日に１回に限って出願先変更が可能で、２４日に面接等を実施。２５日に合格発表となる。
　（写真：合格した受験生を胴上げするラグビー部＝磐城）