ヨシ君またね！アクアマリンのユーラシアカワウソ 横浜にお引越しへ

　ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」の人気者、ユーラシアカワウソのヨシ君（４歳）が２４日にも、神奈川県横浜市のよこはま動物園ズーラシアに「お引っ越し」する。
　日本動物園水族館協会生物多様性委員会のユーラシアカワウソ管理計画に基づく、繁殖を目的としたブリーディングローンで、ヨシ君は１７日にもバックヤードでの飼育に入り、２４日午前にも出発する予定だが、体調など様子を見て準備を整えていくという。
　ヨシ君は２０２０（令和２）年５月３１日、同館の展示施設「わくわく里山・縄文の里　カワウソのふち」の巣箱で父親ドナウ、母親まろんの間に３つ子として生まれた（１匹は約１週間後に亡くなる）。
　名付け親は、同種の飼育開始から１０周年の節目を記念し、飼育の情報や繁殖に向けた個体の交換を行うなど、同館と交流の深いオーストラリアの「アルペン動物園」で当時飼育部長を務めていたディルク・ユルリッヒさん。安部義孝前館長の数々の功績に敬意を表し、名前のローマ字表記「ＹＯＳＨＩＴＡＫＡ」から名付けられた。
　よこはま動物園ズーラシアでの展示開始時期は未定。
　（写真：ユーラシアカワウソのヨシ）