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ら・ら・ミュウに「道の駅」登録証 9月開業へ 直営店舗拡充で農産物販売も
小名浜の観光施設「いわき・ら・ら・ミュウ」に17日、道の駅の登録証が交付された。国土交通省磐城国道事務所の藤沢元所長が同日、ら・ら・ミュウを訪れ、運営主体・市観光物産センターの下山田松人代表取締役社長(いわき市副市長)に登録証を手渡した。
名称は「道の駅いわき・ら・ら・ミュウ」で、オープンは今年9月を予定。県内36番目、市内では2番目の道の駅として、小名浜港に位置し、いわき市の観光と物産振興の中核的施設を目指す。特に東日本大震災による津波から復興した象徴的な場所であり、東京電力福島第一原発事故に伴う水産物の風評払しょくにもつなげていく。
同センターでは410台の駐車場を24時間利用とし、障がい者・妊婦向けの屋根付き駐車場2台を新設。腹部にストーマ(人工肛門・人工ぼうこう)を造設した「オストメイト」の人に対応したトイレや、授乳・おむつ交換ができるベビーコーナー、道路案内情報なども新たに整備する。
まだ同センターは1階部分の直営店舗を拡充し、いわき産農産物の取り扱いを始める。
昨年度は年間139万人の入込客があり、うち7割が市外。来年度は大型観光企画・ふくしまプレデスティネーションキャンペーンや、小名浜道路の開通、いわき七浜海道を含むナショナルサイクルルートへの指定が控えており、道の駅オープンと合わせた相乗効果が期待される。
(写真:いわき・ら・ら・ミュウに送られた登録証)