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勿来関文学歴史館 平山崎「専称寺」に焦点当てた企画展 貴重な資料展示に講演も

 今年、浄土宗が開宗850年を迎えたことから、市勿来関文学歴史館は来年2月16日まで、同宗名越(なごえ)派の檀林(僧侶の学問修養の場)として発展し、江戸時代には同派の奥州総本山として全国に知られた平山崎字梅福山、梅福山報恩院「専称寺」にスポットを当てた企画展「専称寺の文化財~僧侶の学問所~」を開催している。
 現在、境内には約5百本の梅が植えられ、〝梅の名所〟として多くの市民に愛されているが、今展では県指定重要無形文化財の文書「授手印状」、旧磐城平藩第3代藩主・内藤義概(俳号・風虎)の寄進状など、同寺院の隆盛や変遷が分かる貴重な資料11点が紹介されている。
 会期中は関連イベントとして、12月14日午前10時半から1時間ほど、「専称寺の歴史と文化財」を実施。遠藤弘道住職の案内で国指定重要文化財に指定されている本堂、庫裏、総門をはじめ、普段は目にできない貴重な資料を見学する。定員は20人で、申し込み締め切りは11月24日まで。応募多数の場合は抽選となる。
また旧いわき明星大で勤務経験があり専称寺の文書などに明るい、信州大人文学部の渡辺匡一教授が「袋中上人が抱いた故郷への思い―名越派本山専称寺、如来寺、円通寺宛の文書から―」と題した講演会を来年1月25日午後2時から、勿来の関公園体験学習施設「吹風殿」で行う。
 袋中が各寺院に送った文書から同派への思いを読み解く。定員50人(先着順、事前申し込みが必要)で、定員に達し次第受付を終了する。
 (写真:専称寺の隆盛などを伝える貴重な資料が並ぶ企画展)

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