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平・ほこみち 市民の憩いの場としてにぎわい キッチンカー定期的に出店
いわき駅前大通り(国道399号)が、県内で初めて指定された国による歩道の有効活用が可能となる制度「歩行者利便増進道路(ほこみち)」。4月に初のイベントが行われてから1カ月が経過し、歩道には定期的にキッチンカーが軒を連ねており、市民らの憩いの場となっている。
この制度は新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに始まり、歩道を使ったまちづくりやにぎわい創出を狙いとする。
ほこみちの窓口・NPO法人タイラボ代表の北林由布子さん(54)は「少しずつ一緒に平の街を盛り上げる輪が広がっている。日常の中にほこみちがあることで、ここにしかない出会いがある」と話す。
15日はキッチンカーとして、鶏丼の「焼物専科さとけん」が出店。佐藤賢治さん(42)は「普段からイベントに加え、さまざまな場所に出店しているが、いわき駅前大通りで販売できることはうれしい。昼休みや会社帰りの方に来ていただいている」と喜ぶ。
今後はタイラボや、平地区に本年度から導入された地域おこし協力隊を交えたイベントも予定。詳しいスケジュールや、ほこみちの利用は<こちら>まで。
(写真:ほこみちに出店した鶏丼のキッチンカー)