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新生・いわき総合高で開校式 好間と統合で誕生「誇りと志を胸に羽ばたいて」

 旧・いわき総合高と好間高が統合した新生「いわき総合高」の開校式が8日、内郷内町の本校舎で行われた。旧・いわき総合高から引き継いだ校是「自律・個性・協調」とともに、新たなキャッチフレーズ「極めよ!君の”やりたい!”を」を掲げながら、いわき市唯一の総合学科として新たな一歩を踏み出した。
 新生・いわき総合高は県立高校改革の一環で誕生し、本年度から本校舎385人と好間校舎75人の2つの学びやで開校。「人文・国際」「自然科学」「生活福祉」「スポーツ健康」「芸術・表現」「情報」の6系列の学びと、探究活動などのキャリア教育を柱に、生徒一人ひとりの自己表現を応援する「生徒の個性が共生して、成長するための挑戦をする学校」を目指していく。
 開校にあたり、校章は旧いわき総合高の前身・内郷高OBで、デザイナー・アートディレクターの高木市之助さんがデザイン。未来を明るく照らす太陽の光と、6系列の学びを組み合わせた6つの太陽光のほか、いわきのイニシャルと私を意味する英語の「I(アイ)」を中心に添えたイメージとなっている。
 校歌は作詞が漫画家・劇画家で、「ベルサイユのばら」で知られる池田理代子さん、作曲が小名浜出身の世界的指揮者・小林研一郎さんが務めた。
 小林さんは旧・いわき総合高の校歌も手掛けており、旧知の池田さんに声をかけて今回のタッグが実現。今年1月には2人に加え、声楽家・村田孝高さんが来校し、生徒たちに歌唱指導を繰り広げた。
 開校式では鈴木竜次県教育長が式辞として、「自分が暮らす地域への理解と愛情を高め、新生いわき総合高の生徒として誇りと自らの高い志を胸に、活力ある社会や地域を想像できる心豊かな存在として、大きく羽ばたいてくれることを期待している」と激励した。
 校章の紹介や校歌の披露に続き、佐藤克敏県高校改革室長が立会いのもと、鈴木教育長が太田隆明校長と高野英樹教頭に校旗を手渡した。内堀知事、内田市長も祝辞に立った。
 初の入学式は9日に開催した。初代生徒会長となる斎藤里菜さん(17)=3年=は「両校の伝統あるものを引き継ぎながら、より良い学校にするために生徒会活動にも力を入れていきたい」と胸を張った。
 (写真:開校式で新しい校歌を披露する生徒たち)

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