いわき芸術文化交流館「アリオス」で10日、新たなネーミングライツ・パートナー(命名権者)として、関彰商事(茨城県筑西市)とGSユアサいわき(好間工業団地)を交えたオープニングセレモニーが開かれた。
それぞれ1日から、中劇場は「セキショウ中劇場」、小劇場は「GSユアサいわき小劇場」の愛称が付けられている。期間は2028(令和10)年3月まで。
関彰商事はエネルギー事業を手がける総合商社で、いわき地方には1915(大正4)年に進出した。
いわき市ではグループ会社を含め、ガソリンスタンドやカーディーラーなどを展開しているほか、いわきアリオスに対しては大ホール入り口の棟方志功作「大平和の頌」の美術陶板、スタインウェイ社製フルコンサートピアノ、アーティスト送迎用車両の寄贈を行っている。契約額は年間150万円。
GSユアサいわきは1990(平成2)年、旧湯浅電池の100%出資子会社として発足。電源装置やリチウムイオン電池モジュールを製造している。契約額は同50万円。
いわきアリオスでは23年4月から大ホールは電機メーカー・アルプスアルパインによる「アルパイン大ホール」、音楽小ホールはいわき信用組合による「いわしん音楽小ホール」の愛称が付与された。1階にはこの2社と、新たに加わった関彰商事、GSユアサいわきの事業を紹介するブースが設けられている。
オープニングセレモニーでは、内田市長が「皆さまにはいわき市の産業を支えていただいている。今後も2社のPRをしながら、一緒に文化芸術を盛り上げていきたい」とあいさつ。関彰商事の関正彬取締役、GSユアサいわきの上田芳久代表取締役社長とともにテープカットに臨んだ。

ネーミングライツ・パートナー締結を祝したミニコンサートも催され、仙台フィルハーモニー管弦楽団から、チェロの吉岡知広さんと、名和俊さん(いわき市出身)による「伊達LOW Strings」が花を添えた。
(写真1枚目:オープニングセレモニーで行われたテープカット 2枚目:ミニコンサートで演奏する伊達LOW Strings)







