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いざ憧れのフラガールへ 新人4人がレッスン開始 1期生から指導の早川さん激励
スパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」の新人4人が16日、今夏のデビューに向けて養成学校の常磐音楽舞踊学院(常磐藤原町)でのレッスンを開始した。
61期生として入学したのは、平出身の豊田愛心(18)、増田りお(18)さんと、静岡県出身の清野惺久さん(19)、須賀川市出身の渡辺梨乃さん(18)。4人はあこがれの舞台に上がるため、1日8時間のレッスンを積み、ダンサーとしての基礎を身に付けていく。
レッスン初日に4人を指導したのは、1965(昭和40)の同学院開校当初の1期生から指導に取り組んできた、最高顧問のカレイナニ早川さん(93)。映画「フラガール」では、女優の松雪泰子さんが演じた『平山まどか』のモデルになったことで知られる。
早川さんは「苦にせず楽しみながらやらないと私たちの仕事は成り立たない」とフラガールとしての心意気を伝えるとともに、古典フラダンスの「フラ・カヒコ」の誕生から、ハワイアンズの前身の常磐ハワイアンセンターの創業者・中村豊さん、そして東日本大震災で営業停止を余儀なくされた際に全国を回った「フラガール全国きずなキャラバン」などに触れながらエールを送った。
4人は真剣な表情で話に耳を傾け、早速とステップ、振り付けなどの基本動作について指導を受けた。
豊田さんは「過去の練習量が3人とは違うのでプレッシャーはあるが、自分なりに全力で工夫し、時間を使って練習していきたい」と意気込み、増田さんは「これまで支えてくれた両親と応援してくれた友人や先生への感謝の気持ちを忘れず、人間として、女性としても品のあるフラガールになりたい」で前を向いた。
(写真:早川さん〈中央〉の指導を受け、初レッスンに臨んだ4人)