いわき民報社が発行する浜通り唯一のフリーペーパー『個処から』、同じく常磐共同ガスの生活情報誌『La・暮らす』が合体した、新しい媒体『ここ暮らす』が26日に創刊する。
これまで地域を支えてきたミドル・シニア世代を対象にした『読者とつくる元気で楽しい生活を応援する情報紙』と、『元気に楽しく!健康な暮らしを応援する生活情報誌』をコンセプトにした両社が手を携え、互いの強み、特色などを生かした紙面を広範囲に提供することで合意した。
業務提携式が8日、常磐共同ガス本社(常磐湯本町日渡)で行われ、いわき民報社の鈴木淳代表取締役社長、常磐共同ガスの小野寺智勇代表取締役社長が協力体制を確認し合った。
新生活情報紙『ここ暮らす』(フリーペーパー)は、『個処から』の発行部数と同じ6万3千部。エリアも従来のいわき市、相双地区を含む浜通りになる。紙面スタイルは、タブロイド判全12ページフルカラーで、発行日は毎月第4月曜。
折り込みはいわき民報、読売新聞、福島民友の3紙。設置は公共・商業施設に加え、新たにスーパーマーケットチェーン「マルト」市内全店舗、イオンいわき店、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」で配布され、これまでの紙・誌が融合した生活に役立つ情報を提供する。
製作はここ暮らす編集室(常磐上矢田町叶作13の3=いわき民報社内)。問い合わせは、いわき民報社=電話(38)7171、メール<こちら>=まで。
提携について、鈴木社長は「相互協力での紙面展開はもちろん、この提携を生かし、さまざまな形で市民、読者が有益になる機会を創出したい」とし、小野寺社長は「市内ほか、相双地区の広域分野進出は期待できる。私たちの顧客ネットワークを活用し、医療や福祉に加え、リフォーム情報など新たな紙面を提供したい」と今後の展望を述べた。
(写真:新たなフリーペーパーの発行で合意した鈴木社長と小野寺社長)
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いわき民報×常磐共同ガス 新たなフリーペーパー「ここ暮らす」発行 26日に創刊
