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常磐線特急 いわきまで「羽田空港アクセス線」を 茨城県含む沿線自治体と要請へ

資料写真:いわき市役所本庁舎

 JR東日本が東京都心と羽田空港を結ぶ新路線として、2031(令和13)年度に開業を目指す「羽田空港アクセス線」を巡り、常磐線への直通運転に合わせ、いわき市と茨城県の沿線自治体が連携し、いわき駅まで特急列車を乗り入れるよう、同社に要請する方針であることが22日、分かった。
 同日に茨城県北茨城市で行われた「いわき市・北茨城市・高萩市広域観光行政連絡協議会」の席上、北茨城市の豊田稔市長が明らかにした。同県内の首長にも働きかけを進め、同社幹部に申し入れをするという。
 同社によると、羽田空港アクセス線は計3ルートを予定し、このうち東山手ルートは全長12・4kmで、高崎線・宇都宮線・常磐線方面から羽田空港に向かう。東京駅と、羽田空港国内線ターミナル付近の新駅(羽田空港新駅=仮称)は乗り換え無しで約18分で結び、1時間当たり4往復・1日72本の運行を予定。23年6月から工事を行っている。
 常磐線は2015(平成27)年3月の上野東京ライン開通に伴い、特急列車が上野駅から東京、品川の両駅まで延伸。羽田空港アクセス線に関しては、一部の特急列車が羽田空港新駅(仮称)発着となる可能性が取りざたされている。
 羽田空港は、1978(昭和53)年の成田空港の開港によって、原則として国内線が就航していたが、2010年10月に国際線定期便が復活した。内田市長は「インバウンド(訪日外国人)の需要も含め、常磐線の沿線が一丸となって、観光・ビジネスともに盛り上がることが大いに期待できる」と語った。
 いわき駅と羽田空港の往来には特急列車を利用し、品川駅で乗り換えの京浜急行電鉄か、東京駅から山手線を経て浜松町駅で接続する東京モノレールのルートが一般的で、仮に直通することになれば大いに利便性が向上する。
 同社水戸支社は「特急列車の乗り入れについては未定」とコメントしている。
 (資料写真:いわき市役所本庁舎)

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