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温泉でパフォーマンス向上を いわきFC 今季加入選手が講座受講
いわき観光まちづくりビューロー、いわき湯本温泉旅館協同組合は19日、常磐上湯長谷町のいわきFCステーションで、サッカー・J2いわきFCに今季加わった選手向けの「温泉活用講座」を開催した。
いわきFCでは、日本温泉保養士協会(本部・中央台高久)の指導を受けながら、地元の温泉をパフォーマンスに生かす取り組みを行っている。温泉活用講座では、同協会の小野倫明会長らが講師を務め、座学と実践で温泉に対する理解を深めてもらった。
小野会長は日本が誇る温泉文化として、湯治(温泉保養)について精通しており、健康づくりや観光、地域振興など幅広い観点から、県内外で温泉のあり方や地元とのかかわり方を解説。こうした考えを伝えられる温泉保養士(バルネオセラピスト)の養成にも努めている。
特にいわき湯本温泉は全国でも珍しい「硫黄泉」のため、自律神経に対する刺激作用に優れている上、保温効果が高いといい、身体を整えながら休養させられると紹介した。
選手からは温泉にまつわる質問が寄せられ、GK早坂勇希選手の「試合から逆算した場合、いつ温泉に入るのが良いのか」との問いに対し、小野会長が傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質「ヒートショック・プロテイン」の効果を踏まえ、2日前に入ることを推奨すると答えるなど、積極的な質疑応答を繰り広げた。
(写真:温泉の働きについて理解を深める選手たち)