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平字田町の大規模火災1年 いわき市消防本部 26日から繁華街で立ち入り検査

 いわき市平字田町の繁華街で計13棟の建物が被害を受けた大規模火災から1年を迎えた26日、市消防本部は現地で夜間における立ち入り検査を実施した。
 今年から26日からの1週間を「繁華街立入検査週間」と定め、同じような火災が起きないよう、飲食店関係者をはじめ、広く市民に火災予防を呼びかける。
 初日の立ち入り検査は市内5消防署とともに、いわき中央署も加わり、合わせて20人が参加。厨房での火器類の取り扱いに問題がないかや、適切に避難通路が確保されているかなどを確認した。
 同本部は30日まで、平、小名浜、常磐地区の繁華街で同様の立ち入り検査を展開する。
 平字田町の火災は昨年5月26日午前10時ごろ、雑居ビルの一角から発生し、約11時間半後に鎮火した。けが人はなかったが、焼損13棟(全焼5棟・半焼2棟・部分焼5棟・ぼや1棟)で、焼損床面積は計1224・89平方m。44のテナントが被害に遭い、47件のり災証明書を発行された。
 いわき中央署は今年3月、火元とされる飲食店の50代男性オーナーを、業務上失火の疑いで、地検いわき支部に書類送検している。
 市は昨年6月、官民合同で支援を進める対策チーム「いわき駅前火災対応タスクフォース」を設置。バリケードを立てたり、衛生対策として次亜塩素酸水溶液を散布したりしたほか、約5カ月にわたって再建に向けた当事者間の合意形成を支援した。
 (写真:初日の立ち入り検査に向かう担当者)

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