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勿来駅建て替え工事へ 築80年超のため 新駅舎は26年冬の供用開始予定

 勿来町関田のJR勿来駅で6月2日から、駅舎建て替え工事が始まる。新駅舎の供用開始は2026(令和8)年冬ごろを予定する。
 勿来駅は常磐線でいわき市最南端に位置し、1897(明治30)年に開業。現駅舎は1939(昭和14)年に建てられたため、築80年以上が経過して老朽化が進行していたことから、JR東日本水戸支社が建て替えを検討し、2023年10月には地元に対する説明会を開催していた。
 現在の勿来駅は駅舎(156・6平方m)と、いまは使われていない駅員休養室(128・2平方m)で構成されている。
 新たな駅舎は木造平屋建て70平方mで、待合室は木の優しさに包まれるイメージしている。壁面は塗り壁、床は磁器タイル、屋根はガルバリウム鋼板。
 始めに駅員休養室の解体に着手し、新駅舎を建設してから旧駅舎を撤去する計画。6月2日からは仮囲いの設置などを進める。工事に先立ち、30日に地域住民向けの回覧を実施する。
 JR東日本によると、2023年の1日当たりの乗車人員は678人。
 市によると、勿来駅は石炭産出と周辺の工業化によって、かつては大口貨物を中心に鉄道輸送が盛んで、1956年には貨物取扱量は全国でも100位に入った。また同年は勿来海水浴場の入込客は70万人に達し(昨夏は9725人)、夏は東京からの臨時列車が到着して大いににぎわっていた。
 時代とともに駅の役割は変わったが、平成に入ってからは勿来の関に関連した装飾や、駅前広場の拡張が行われ、2002(平成14)年にはいわき市で唯一の「東北の駅百選」に選ばれている。
 (写真:建て替えを控える勿来駅)

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