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いわき市 休日夜間に新輪番制導入で 救急搬送困難事案が2カ月で前年比7割減

 いわき市の休日夜間の救急搬送を巡り、4月から始まった新たな輪番体制によって、救急搬送困難事案(医療機関への受け入れ照会4回以上、かつ現場滞在時間30分以上)が前年と比較し、71%の減少につながったことが分かった。
 9日の市議会6月定例会の席上、小野邦弘議員(真政会)の一般質問に対し、佐々木篤保健福祉部長が明らかにした。
 新たな輪番体制では、市内6カ所の救急告示病院を日替わりで充てて責任を明確にするほか、かかりつけ医・近隣病院を含め、原則として3回までの問い合わせで患者を搬送する仕組みを構築した。
 休日夜間に対する輪番制は1978(昭和53)年から、市内2カ所の病院で行ってきたが、医療機関を取り巻く環境が変化する中、搬送を断らざるを得ないケースも目立った。このため責任を明確にするため1カ所に集約した上で、救急協力病院に軽症患者の搬送をサポートしてもらっている。
 市によると、救急搬送困難事案は4月が34件(前年比74件減)、5月が23件(同64件減)となっており、佐々木部長は「新たな輪番体制の効果が現れている」と述べた。
 (資料写真:いわき市消防本部)

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