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小名浜の夜空に1万2千発 「いわき花火大会」8月2日に70回の節目迎える
いわきの夏の風物詩として親しまれている「いわき花火大会」(いわき花火大会実行委員会主催)が8月2日午後7時から、小名浜港1、2号ふ頭間のアクアマリンパークで開催される。
70回の節目を迎える今大会は、「つなぐ~70年の軌跡から新たな時代へ~」をテーマに掲げ、県内外の煙火店が創意工夫と技術の粋を尽くし、輝かしい未来を願い希望を繋(つな)ぐ花火約1万2千発以上を打ち上げる。
有料観覧席と駐車券、JR泉駅と会場を結ぶ予約バス券も販売中で、有料観覧席と駐車券は7月30日まで、予約バス券は同18日までセブンチケットで販売中。
いわき花火大会は、1954(昭和29)年の旧磐城市の誕生を記念した「磐城市港まつり」で打ち上げた、海の安全を祈願した花火が発祥で、長く「いわき小名浜港花火大会」として親しまれていた。
現行の「いわき花火大会」に名称を変更したのは東日本大震災の前年、2010(平成22)年の第57回大会から。
11年は震災からの犠牲者の追悼と復興を願う花火として無観客で打ち上げ、その後コロナ禍により20、21年は中止を余儀なくされるなど紆余曲折を経ながら、70回の節目を迎えることとなった。
1号ふ頭南端と西防波堤を結び、最新のヒット曲や往年の映画音楽に乗せ、1秒刻みで精緻に打ち上げる創作花火(スターマイン連動)が人気で、今年も広大な夜景をキャンバスにした約1万2千発以上を打ち上げる。雨天決行、荒天中止。
また7月26、27日はプレイベントとして1、2号ふ頭周辺と海域で「第21回おなはま海遊祭」(両日午前10時~午後4時)、8月1日には前夜祭として「いわきおどり小名浜大会」(午後5時10分~9時10分)がイオンモールいわき小名浜南側の臨港道路で開催される。
有料観覧席のチケットは、ガーデンデーブルペア席(2人・指定席)は完売となったが、S、Aイス席(1人・指定席)、B席(同・自由席)、ガーデンテーブル席(4人・指定席)は空きがある。販売はセブンチケットのみ。
(画像:第70回いわき花火大会の開催を知らせるポスター)