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いわき市長選 市議会保守系2会派が現職・内田氏支援 24年ぶり一本化決定

 任期満了に伴う市長選(8月31日告示―9月7日投開票)を巡り、現職の内田広之氏(53)=1期=の陣営について、市議会の保守系2会派による支援が正式に決まった。
 内田氏の連合後援会役員会が29日、平字堂ノ前の市労働福祉会館で開かれ、市議会から内田氏に近い第1会派・政風会(13人)に加え、内田氏とは一定の距離を置いてきた真政会(6人)の議員も出席し、会派を問わず各地区の後援会を支えていくことを承認した。
 市長選に関しては2005(平成17)年以降の計5回、政風会と真政会の前身に相当する会派がそれぞれ異なる候補を応援し、いわゆる保守分裂が続いてきたが、2001年以来24年ぶりに候補者が一本化された。
 一本化は7月3日公示―20日投開票の参院選をにらんで実現。福島選挙区(改選数1)でいわき市出身の自民党現職の議席を守るため、市長選で分裂することは得策ではないとの考えに至った。
 関係者によると、今回の市長選では政風会、真政会に加え、公明党(4人)、誠心誠意の会(1人)、日本維新の会(同)も内田氏を支持する方針で、超党派による体制を組んでいく。その他の会派も議員ごとに打診をしていく。また4月には連合福島、いわき地区連合と政策協定を結んでいる。
 内田氏は連合後援会役員会の席上、「現職として、医療や子育て、雇用、公共交通など1つ1つの政策を訴えていく。市民の皆さんにはいわきが良くなっていることを理解していただき、(自らのキャッチフレーズである)『いわき再起動』の第2幕を次の4年間で展開していく」と呼びかけた。
 今回の市長選で正式に立候補を表明しているのは内田氏のみ。2期務めた前職の清水敏男氏(61)は7月8日に後援会連合会・緊急拡大役員会の開催を予定しており、この席で今後について示す見通し。さらに過去3度にわたって市長選に出馬した元衆院議員の宇佐美登氏(58)も立候補が取りざたされている。
 (写真:内田氏の連合後援会役員会)

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