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いわき市消防本部 採用広報パンフレット作成 選ばれる職場目指して

 いわき市の消防職員採用を巡って、市消防本部では受験者数確保に向けた新たな取り組みとして、市広報広聴課の協力を受けて「採用広報パンフレット」を作成した。
 また7月からは写真共有アプリ「インスタグラム」の公式アカウントを開設し、消防に関する各種活動を紹介している。
 二瓶耕一総務課長は「民間企業を含め、優秀な人材が取り合いになっている現状がある。多くの人たちに消防本部を知ってもらうことで、選ばれる職場となってほしい」と期待を込めている。
 市消防本部によると、職員採用試験の受験者数は年々減少しており、2016(平成28)年度の99人に対し、昨年度は27人にとどまっており、約72%も落ち込んだ。
 採用広報パンフレットは単なる文字情報にとどまらず、写真をふんだんに使っているほか、女性を含めた職員の話を掲載することで、具体的なキャリアデザインを描けるように心がけた。
 背景には市広報広聴課が主導し、全庁的に展開している「伝える広報」から「伝わる広報」の実現がある。
 市の広報紙「広報いわき」の2023(令和5)年12月号で、消防車の光を生かしながら撮影した写真を載せた表紙とともに、ビジュアル重視で消防の活動を伝えたところ、多くの反響を呼んだほか、県市町村広報コンクールで特選に輝いたことから、本格的に採用広報パンフレットを手がける方針を決めた。
 パンフレットは市内外の高校や大学に加え、イベントでの配布を予定している。
 採用試験についても受験しやすい環境を整えている。市全体の取り組みとしては、上級職(大卒程度)で憲法や民法、行政法などの専門試験を廃止。消防独自の体力テストも取りやめ、体力測定と入庁後の支援に切り替えた。
 体力テストがなくなることで、現場での活動に支障を懸念する声もあるが、研修を含めた体力向上を図ることで必要な能力を確保する。
 インスタグラムのアカウント名は「iwaki_fd_119」。7日現在のフォロワーは715人で、年末までに3千人を目指していく。
 (写真:市消防本部が作成した採用広報パンフレット)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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