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高校野球 あと1本が出ず…第3シード・東日大昌平が2回戦敗退

 第107回全国高校野球選手権福島大会(県高野連など主催)は7日目の16日、3球場で2回戦5試合が行われた。このうち、いわき勢12校の最後に登場した第3シードの東日大昌平は、地元ヨークいわきスタジアムで会津北嶺と対戦したが、1―4で敗れた。
 「相手の初戦を見ながら、一体感があって勢いがあるチームだと感じた。初戦の難しさはわかっていたが、先制点がとれず後手に回ってしまった」と江井康胤監督は振り返った。
 相手は1回戦で18―2と五回コールド勝ちして勢いがある会津北嶺。今大会屈指の好投手・伊奈蓮樹(3年)で勝ち切るプランだったが、そのエースが五回に4連打を浴びて3失点する誤算。
 伊奈は「状態はベストだった。球自体もキレて調子は良かったが北嶺打線が上回った。捕手のサインに首を振って自分が決めたボールを打たれた。捕手を信じ切れず、ふがいない気持ちでいっぱいだ」と肩を落とした。
 今大会、同じ初戦不戦勝の第1シード聖光学院は2回戦の初回に4点を先制された。第2シード学法石川も六回まで0―1の劣勢だった。
 しかし後半に猛反撃して最後はコールド勝ちして貫録を見せたが、東日大昌平は、1回戦で登板せずノーマークだった背番号18の左腕から9安打を放ちながらうまくかわされた。
 ライナーが再三野手の正面を突く。満塁、一・三塁の得点機にあと1本が出ない。サインの見逃しもあり、エンジンがかからないままゲームセットとなった。
 雨で2日間待たされた東日大昌平。試合中も時おり小雨がパラついたが、初戦敗退が決まった後、誰もいなくなったグラウンドに昌平ナインの涙のような本格的な雨が降り始めた。
 (写真:最後まで勝利を信じ、ベンチ前で江井監督の指示を聴くナイン)

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