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夏到来!いわき市で海開き 薄磯ではメイン式典「青い海、白い砂浜楽しんで」
いわき市の海水浴場は19日、海開きの日を迎えた。8月17日までの30日間で、昨年と同じく久之浜・波立、四倉、薄磯、勿来の4カ所を開設した。初日はやや波が高かったが、好天に恵まれたため県内外から多くの人が詰めかけた。
メイン会場の薄磯海水浴場の海開き式では、平商業、いわき総合、磐城一の各高校がフラを披露。地元の安全対策実行委員会の主催による神事が執り行われ、豊間諏訪神社の大嶺常貴宮司が期間中の安全を祈った。
式典では内田市長、鈴木幸長実行委員長のあいさつと、永山宏恵市議会議長の祝辞に続き、海開き宣言とテープカットが行われると、初泳ぎとして高校生フラガールが一斉に波打ち際に駆けていった。
海水浴はいわき市の夏を代表する観光誘客の一つで、東日本大震災前の2010(平成22)年には当時開設した10カ所の海水浴場に計80万1413人が訪れていた。しかし震災の影響で開設数が減少したほか、レジャーの多様化や猛暑・台風の増加で、昨年の入込客数は3万5646人にとどまった。
海の家も営業する鈴木実行委員長は「青い海と白い砂浜が広がり、近くには塩屋埼灯台や雲雀乃苑が立ち、美しい景観を持つ薄磯海水浴場。ぜひ多くの方に楽しんでほしい」と話している。
遊泳可否は市総合観光案内所のX(旧ツイッター)<こちら>で、午前10時半ごろに公開する。
(写真:波打ち際を楽しむ高校生フラガール=薄磯海水浴場)