旧磐城平藩主の内藤家が日向国・延岡藩(宮崎県延岡市)に転封し250年の節目を迎えたことを記念し、いわき、延岡両市が1997(平成9)年に兄弟都市を結んだことを受け、両市では99年から毎年、次代を担う子どもたちが行き来して友好を深める交流事業を続けている。
今年はいわきの子どもたちが延岡を訪れる年で、出発を前に市内の小学5、6年生10人でつくる「兄弟都市ジュニア交流隊」の代表児童が29日、内田市長を表敬訪問し意気込みを伝えた。
隊員たちは滞在中、現地の子どもたちと一緒に地引き網やペナントをつくる創作活動、キャンプファイヤーを行うほか、市内の延岡城・内藤記念博物館なども見学する予定。
隊長の遠藤貴志君(11)=高坂小・5年=は「東日本大震を乗り越えて復興している姿やいわきの良いところをPRし、楽しい思い出をつくりたい」、副隊長の馬上伶彩さん(11)=遠野小・同=も「キャンプファイヤーが楽しみ。たくさんしゃべって仲良しになりたい」と抱負を語った。
8月5日朝に出発し、羽田、宮崎空港から延岡市に入り、6、7日と宿泊交流などを行う。帰途に就くのは8日。表敬には引率する鈴木一也平四小校長と、小名浜一小養護教諭の渡辺佳子さんが同席した。
(写真:内田市長に出発を報告する遠藤さん=左=と馬上さん)
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恒例のジュニア交流隊 8月5~8日に宮崎・延岡へ 旧磐城平藩主・内藤家の縁で






