「いわき七夕まつり」開幕 およそ１００基の笹飾りに３００超の出店も ８日まで

　いわきの夏の風物詩として市民に親しまれている「いわき七夕まつり」（同実行委員会主催）が６日、平中心市街地で始まった。
　平字一町目～四町目とレンガ、銀座、平和通りなど約１ｋｍ区間には、地元の事業所や子どもたちが手掛けた色とりどりの笹（ささ）飾り約１００基が並び、会場は終日、浴衣姿の家族連れや若者などの多くの市民でにぎわいを見せている。８日まで。
　初日は開始時刻の午前１０時から３０度越えの暑さとなったが、通り沿いには元々、身の穢（けが）れを落とし、健康や長寿を願う思いが込められていたという手作りの笹飾りとともに、３００を超える露天商や出店がずらり。
　夕方には雷雨に見舞われる時間帯もあったが、来場者たちは趣向を凝らした、絢爛（けんらん）で色鮮やかな薬玉や吹き流しを心地よさそうに見つめては記念撮影をするなどし、旧暦の７月７日に行われる七夕まつりの雰囲気を満喫していた。
　各日午後には芸能ステージなどがあり、７日は午後２時から並木の杜シティもみの木広場で人気の日光サル軍団のショー、同３時からは銀座通りのラトブ特設会場で「ラト部真夏の文化祭」、同５時からはＪＲいわき駅前タクシープール特設ステージでミュージックフェスティバルと平盆踊り、じゃんがら念仏踊りが随時行われる。
　最終日の８日は「いわきおどり」との併催となる。そのほかの七夕イベントの詳細は５日付の本紙に掲載済み。
　（写真：訪れた人を楽しませている多彩な笹飾り）