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いわき市長選告示 内田広之、宇佐美登、清水敏男の各氏立候補 9月7日投開票

 任期満了に伴う市長選(9月7日投開票)は31日、告示の日を迎えた。いずれも無所属で届け出順に、再選を目指す現職・内田広之氏(53)=平、1期=、4度目の挑戦となる元衆院議員の新人・宇佐美登氏(58)=小名浜=、返り咲きを狙う2期8年務めた前職・清水敏男氏(62)=常磐関船町=が立候補した。
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 内田氏は午前8時半から、平字作町の選挙事務所で出陣式を開き、喫緊の課題だった医師不足については、この4年で21人を招へいしたと振り返り、100人まで拡大する考えを披露。休日夜間の救急搬送に新たな輪番体制を導入し、救急搬送困難事案が2割まで抑えた実績を誇った上で「ゼロにする」と誓う。
 2023(令和5)年の水害で迅速な初動対応がかなったことや、企業誘致に尽力してきた点も伝え、2期目にあたっては物価高騰を踏まえた公共工事の予算拡充、市民の所得向上、防災庁誘致、農林水産業の振興などを進めると強調。「豊かなくらし・みらいをつくっていく」と決意を示した。
 阿部宏太郎選対本部長、大和田正幸連合後援会長があいさつし、森雅子参院議員、山田裕一・宮城県白石市長、永山宏恵市議会議長が激励した。
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 宇佐美氏は午前9時から、平谷川瀬の選挙事務所で、第一声をあげた。
 「命を守ることが最優先」とし、サッカースタジアムについては、小名浜港に整備する計画に対して、津波対策の観点から改めて反対を表明。質の高い医師の充足に加え、看護師不足の解消に取り組むことで「安心の医療を実現する」と呼びかけた。
 市立学校で重大事態とされるいじめが2年にわたって公表されなかったことを踏まえ、市独自の条例を策定して誰もが安心できる教育体制を展開するほか、商業施設やファミリーレストランの誘致、買い物・医療難民を防ぐサロン型ミニバスの導入なども約束した。
 「市民の皆さまの力を結集すれば、しがらみから市政を取り戻せる。本当の改革とは、どういうものかを経験させたい」と声高に訴えた。
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 「停滞するいわきを何とかしたい」。2期8年にわたって、市政のかじ取りを担った前市長として強い思いを胸に再チャレンジした清水氏。猛暑の中、地元であるJR湯本駅前で、午前10時から出陣式を行った。
 鈴木勝夫選対本部長のあいさつに続き、遠藤崇広市議、佐藤正昭仙台市議、伊藤正実・茨城県つくばみらい市議の激励を受けた清水氏は、まず過去の選挙戦を振り返り「これまで常磐地区の皆さんの支援を受け、8勝1敗だった。今回の戦いが記念すべき10戦目。必ず勝利したい」と再登板への決意をみなぎらせた。
 施策の一つに地域経済の活性化による人口増を挙げ、「市内に新しい工業団地を作り、最先端工場を誘致する」とし、福島国際研究教育機構(エフレイ)の整備に伴い、関連施設の建設が加速するメリットを強調した。
 (写真:右から内田、宇佐美、清水の各氏)

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