県主催の防災イベント「そなえる・ふくしま2025~いのちを守るマイ避難~」が8日、小名浜潮目交流館をメイン会場に、イオンモールいわき小名浜、小名浜のアクアマリンパークで開催された。
講話や体験型の催しが組まれ、東日本大震災や度重なる水害などの自然災害に加え、県内でも被害が出ているクマへの対策などを広く呼びかけた。
ステージイベントとしては、タレントの藤本美貴さんが内堀知事とトークショーに臨んだ。藤本さんは「全国的にいろいろな災害が起きており、自分もしっかりと備えないとならないと感じている」と語ると、内堀知事は「住んでいる場所や働いている場所によって、備えるべき災害は異なる。例えばここ小名浜は津波であるし、山間部に行けば土砂崩れを考える必要がある」と応えた。
いざという時に落ち着いて行動できるよう、内堀知事が「県防災アプリ」について紹介。「アプリではマイ避難シートを作ることができるので、皆さん自身や大切な人を守るためにも入れてほしい」と訴えた。
藤本さんは夫でタレントの庄司智春さんと3人の子どもたちの5人家族とあって、「自分の身は自分でしっかり守れるよう、日頃から話し合っておきたい」と話し、詰めかけた人たちにも防災の重要性を伝えた。
会場には災害時に出動する各種車両や、起震車体験、土石流模擬実験等も用意され、多くの人が災害への備えに理解を深めた。
(写真:トークショーに臨んだ藤本さん=右=と内堀知事)
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小名浜で県主催の防災イベント 藤本美貴さんと内堀知事が備えの大切さを語る







