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平・じゃんがらからくり時計 12月2日から解体工事 人形は活用・展示へ

 市は25日、故障した平字三町目の「じゃんがらからくり時計」について、12月2日から解体工事を実施すると発表した。
 時計はいわき地方の郷土芸能・じゃんがら念仏踊りをモチーフに、市制施行25周年を記念して整備された。いわき駅前大通りのシンボルとして、首長竜や三葉虫、クジラなど、いわき市で発見される化石の生き物が描かれている中、2時間に1回の頻度で8体の人形が登場し、鉦(かね)と太鼓の音色で道行く人を楽しませていたが、度重なる修繕も不具合が生じ、昨年3月から稼働を停止していた。
 関係者によると、修繕には少なくとも数千万円かかる見通しで、こうした状況から市は維持するのは困難と判断した。内部にあるじゃんがらの人形は保存し、地元商店街や市内文化施設で活用・展示を検討している。
 (資料写真:人形が登場するからくり時計=いわき市提供)

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