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東日本国際大に来春から新コース 普遍的視点で健康福祉学ぶ 国連機関との連携も

 平鎌田の東日本国際大は28日、来年4月から健康福祉学部に「ユニバーサル・ウェルビーイングコース」を設置すると発表した。ウェルビーイングは身体的・精神的・社会的に満たされた状態を指し、同大の持つ健康福祉学の知見や、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の災禍を乗り越えてきた経験を踏まながら、普遍的(ユニバーサル)な視点を持った学びを提供する。
 国連の人材育成機関で、同大に昨年12月に開設された「ユニタールCIFAL(シファール)ジャパン国際研修センター」との関係を生かすほか、いわき市の企業・団体とも連携し、各界で活躍する人材の輩出を目指していく。
 同大を運営する昌平黌の緑川明美副理事長、同大の中山哲志学長、田中みわ子・健康福祉学部長、同大・いわき短期大高等教育研究開発センターの中村隆行センター長が同日、記者会見して概要を明らかにした。
 緑川副理事長は「国連では自然災害の際に、障がい者にどのように対応するか大きな議論となっている。健康福祉学部では精神保健福祉士や社会福祉士といった専門資格の取得を目指していく中で、世界的な課題と向き合える人材の育成が実現できる」と期待を寄せる。
 学際色豊かなコースとして、行政や地域福祉、NPO、人権擁護関係、国際協力、大学院進学など多彩な進路を想定しており、「本人が何になりたいかを大切にし、何者にでもなれる大きな枠組みで教育を展開したい」と重ねた。
 カリキュラムには国連機関(スイス・ジュネーブ、米ニューヨーク)などでの現地研修も検討。シファールジャパンの副代表で、元国連大使の星野俊也氏らも担当教員を務める。
 (写真:新コースについて説明する緑川副理事長)

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