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レクイエムで鎮魂の思いを NHK交響楽団いわき定期演奏会 市民合唱団が共演

 日本を代表するオーケストラ・NHK交響楽団(N響)による「第13回いわき定期演奏会」が15日、いわき芸術文化交流館「アリオス」アルパイン大ホールで開催された。N響はいわき市と演奏活動に関する協定を締結しており、いわきアリオスで年1回の定期演奏会を行っている。
 今回は東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の発生から15年の節目に合わせ、メインプログラムには鎮魂の意味を込めて、モーツァルトの「レクイエム KV626」を据え、県合唱連盟いわき支部の協力で結成された「いわき市民レクイエム合唱団」が本番に加わった。
 指揮は沖澤のどかさん(セイジ・オザワ 松本フェスティバル首席客演指揮者)が務めた。2019年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。23年から京都市交響楽団の常任指揮者、24年からセイジ・オザワ 松本フェスティバル首席客演指揮者に就いている。
 演奏会全体で震災から15年と向き合う特別な構成とし、1曲目のモーツァルトの「アダージョとフーガ ハ短調 KV546」は献奏として、2曲目のプロコフィエフの「交響曲第1番『古典』op.25」はこの街の在りし日のあたたかな記憶を呼び覚ます狙いとした。
 レクイエムでは国内外で活躍するソプラノの松井亜希さん、メゾ・ソプラノの小泉詠子さん、テノールの清水徹太郎さん、バリトンの加耒徹さんとともに、160人の市民合唱団が1年間にわたる練習の成果を発揮。震災で犠牲になった人たちの永遠の安息を祈る強い気持ちが歌声に乗り、詰め掛けた聴衆の心を揺さぶった。
 青森市出身の沖澤さんは「同じ東北の人間として、東北の地でレクイエムを演奏できたことは感慨深い。皆さんのこの15年の思いがモーツァルトの音楽に溶け合った。同じ音楽で感動できる特別な体験でした」と呼びかけた。
 またアンコールでは市内6校の中学・高校の合唱部60人を交え、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を披露。ふるさとの次代を担う生徒たちとともに、音楽を通じ希望あふれる未来を築いていく確かな決意が会場を包み、惜しみない拍手が送られた。
 (写真:いわきアリオスで行われたNHK交響楽団の定期演奏会)

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