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磐城平城しろあと公園 開園合わせ城郭考古学者・千田嘉博氏招いた記念事業

 磐城平城しろあと公園の開園に合わせた記念イベントが11日、平のいわき産業創造館で開かれた。城郭考古学者・千田嘉博氏(名古屋市立大教授)による講演に続いて、関係者によるパネルディスカッションを繰り広げた。
 千田氏は『お城博士』として知られる第一人者で、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で真田丸城郭考証者も務めた。県内関係では、24年8月に会津若松市の観光大使に任命され、鶴ヶ城の魅力を全国に発信している。
 同公園の体験学習施設「緑天庵」には、千田氏が監修した城郭復元CGが設けられている。展示交流室の仮想現実(VR)シアターで見ることができるほか、屋外に設置されたパネルの二次元コードを通じ、実際にあった場所でより理解ができる工夫を施した。
 パネルディスカッションでは千田氏に加え、安藤家が磐城平藩に移封される前に美濃・加納藩を治めた縁から、岐阜市の柴橋正直市長が登壇。いわき地域学會幹事の小宅幸一氏、内田市長を交え、市文化財保護審議会の田仲桂氏が進行役を務めた。
 千田氏はいわき市の取り組みに対し、「VRによって、失われたところを含めて磐城平城の全体像をつかめる。まったく新しい歴史の楽しみ方でとても画期的」とたたえ、さらに内容を改めながら学校教育にも活用してほしいと呼びかけた。
 一方で同公園が視覚障がい者に対して、不案内であると指摘。手で触って知ることができる「触知模型」と音声ガイドの組み合わせを併設するよう求めた。
 その上で「磐城平だけが城下町ではなく、いわき地方は城下町の集合だった。全国には城好きがたくさんいるので、みんなで遺構を考えて歴史の謎を読み解くようなイベントも良いのでは。これからも歴史を大切にしてほしい」と述べた。
 <お城は市民の誇りになる 安藤家ゆかり岐阜市・柴田市長>
 柴田市長からは、岐阜城を中心とした各種事業が紹介され、「中世起源のため都市の成り立ちは違うが、お城があることは市民の誇りとなる。磐城平城もシビックプライドとして、いわき市民の皆さんにとって大きな役割を果たす」と語った。
 また本年度からは安藤家ゆかりの加納城の保存・活用と、中山道の整備によって、歴史まちづくり構想を展開すると解説。いわき市とも連携しながら、安藤家の歴史を大切にしていく考えを示した。
 (写真:記念事業で行われたパネルディスカッション)

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