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田人・綱木のクマガイソウが今年も開花 見ごろは5月初旬ごろか

 田人町石住綱木地区の限界集落に暮らすお年寄りたちが保護してきたラン科の絶滅危惧種クマガイソウが開花し始めた。
 全国有数といわれる数万株の群生地で、近年は隣接住宅の火災やコロナ禍で活動継続の危機を経験。今年は周囲の樹木が伐採され、生育に適した日陰の面積が減っているが、5月初旬ごろに満開を迎えそうという。
 群生地があるのは標高450mの同地区にある森林。株の盗掘を防ごうと地元住民が45年ほど前に保護活動を始め、活動を引き継いだ「守る会」が2014(平成26)年から観光客らに公開している。
 2022(令和4)年1月には近隣で住宅火災が発生した。活動メンバーで住人の男性が亡くなり、群生地の整備に使うくわや一輪車を焼失。樹木や土壌の一部も炎に包まれた。新型コロナ禍も重なったが、同年春に3年ぶりに一般公開された。
 会によると、腐葉土を作ったり、地区への道路を整備したりする活動費は年間300万円以上。協力金で賄ってきたが、公開を自粛したコロナ禍を中心とした不足分は希望者に間引きした苗を郵送販売して資金を補填してきた。現在のメンバーは減少傾向にあり、10代から90代まで約30人。「だれか手伝ってくれる人がいれば」と協力を呼びかけている。
 守る会の最高齢で草取りや苗植えなどを手伝っている平子ヒテ子さん(97)は、「お湿りが少なく、株が小さめだけどなんとか咲いてくれた。満開が楽しみ」と来客を心待ちにしている。
 協力金500円で観覧できる。周囲の樹木が伐採された影響で環境が変化し、来年は養生期間とする予定。希望者以外の公開は控える方針という。
 (写真:大型連休中に見ごろを迎えそうなクマガイソウ)

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