市は「歴史・文化を活用した人・まちづくり推進事業」として、幕末に老中を務めた旧磐城平藩主・安藤信正(1819~71)のNHK大河ドラマ化に向けた動きを加速させる。
今年3月には官民連携の発起人大会を開催し、広報啓発や関連イベントの実施、NHKに対する働きかけを決めたほか、4月には平字旧城跡で「磐城平城しろあと公園」が供用開始した流れの中で、1999年に市が編集・発行した漫画「安藤信正の時代」を再版する。
漫画を通じて、子どもたちにも安藤信正を分かりやすく知ってもらうことで、単に大河ドラマの誘致にとどまらず、郷土愛の醸成につなげていく。一連の取り組みが4日、市議会6月定例会(11日開会予定)に提出する市の補正予算案として示された。
「安藤信正の時代」は、市が1995~2001年度に4度にわたって刊行した「マンガ『いわきの歴史から』」の第2弾。
制作は96年4月に決定し、いわき地域学會に依頼。FMいわきを舞台に、地元の歴史家とスタッフが安藤信正の生涯を紡いでいくシナリオが作られた。
このシナリオの一部を基に、同年7月~10月に公募を実施。作品は「サイボーグ009」や「仮面ライダー」で知られる石ノ森章太郎、「釣りキチ三平」を代表作に持つ矢口高雄の各氏や、内郷出身の漫画家・山口太一氏らが選考委員となり、全国から30点が寄せられた。
審査の結果、東京都府中市の石山揚子さんが大賞に輝いた。残りのシナリオも含め、99年3月に全編230ページの作品が完成した。同事業への予算額は311万2千円。
(画像:漫画「安藤信正の時代」から、老中として米公使・ハリスとの最初の会談に臨んだ安藤信正 (C)いわき市)
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いわき市 「安藤信正」大河ドラマ化の動き加速 伝記漫画も再版へ





