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いわき市医師会・市 クマによる受傷含めて連携の共同声明 県内初

 市医師会と市は25日、いわき市で相次ぐクマの出没・目撃を受け、市民の安全を守るための共同声明を行った。斉藤道也会長と内田市長が同日、市役所本庁舎で声明文を交わした。両者は連携してクマ対策や各種啓発に当たるとともに、万が一住民がクマに襲われた際には、市内の医療機関が適切な措置を取ることなどを盛り込んでいる。医師会と自治体によるこうした取り組みは県内初。
 共同声明にあたって、クマによって負傷した人が市内の医療機関に助けを求めた場合、初期治療を行うとともに、搬送が必要ならば救急車を要請することを定めた。また市・警察への速やかな情報提供の体制も確立する。
 市医師会では市内の医療機関にクマ受傷に対する対応を呼びかけており、必要なノウハウを共有し、近く受診できる先を公表する。
 市では、クマが一般の生活圏に侵入し、市民の生命が危険にさらされていると判断した時には、該当するエリアの対応医療機関に受傷者の受け入れを要請する。
 さらにクマとの遭遇や目撃に伴い、心理的なストレスで不安や不眠といった症状を自覚した市民に向けては、かかりつけ医や医療機関への相談を呼びかけている。
 斉藤会長は「クマ対策は事前に備える重要性から、自然災害に対する防災の考え方と同じであり、市民の皆さんが安心できる環境を構築していく。県医師会でもクマを巡るガイドライン整備を進めており、いわき市の事例が県内にも広がっていけばと思う」と語った。
 内田市長は「いわきにはクマがいないとの常識は覆されており、医師会の皆さんと市民の生命を守っていく。日頃からかかりつけ医の大切さを伝えているが、クマ対策においても1次・2次・3次それぞれの医療機関の役割が果たされる」と強調した。
 共同声明には市医師会の長瀬慶一郎、新村浩明、山内宏之の各副会長が同席した。
 (写真:市役所本庁舎で行われた市医師会と市の共同声明)

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