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安藤信正「大河ドラマ」目指した官民の実行委設立 シンポジウム開催へ

 幕末のいわき地方を治め、江戸幕府の老中を務めた旧磐城平藩主・安藤信正(1819~71)のNHK大河ドラマ化に向け、10日に官民連携による実行委員会が設立された。
 初回の会議が同日、市役所本庁舎で行われ、元市長・元法相の岩城光英氏を会長に選任したほか、のぼり旗・チラシやSNSを通じた機運醸成に加え、今年12月以降にはシンポジウムを開催することを決定した。
 安藤信正については、一般的に坂下門外の変によって失脚したイメージが強いが、老中として開国したばかりの激動の時代に、諸外国との交渉に尽力した実績や、皇女和宮の14代将軍・徳川家茂への降嫁を実現させた手腕が評価されている。
 岩城会長は「信正の功績を全国に発信することは、地域の未来を拓く原動力となる。誘致の実現には官民一体となった結束が重要であり、力強い一歩を踏み出していきたい」と語った。
 内田市長は「ウクライナや中東など、世界では力で物事を解決しようとする流れが是認されがち。だからこそ外交面で調整力を発揮し、公武合体による安定的な仕組みで国力を維持しようとした信正は、いまの時代に通じる価値観であるのでは」と呼びかける。
 2014(平成26)年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にも言及し、地元から盛り上がったことで、戦国時代の武将・黒田官兵衛が主人公となったエピソードを紹介。「最初は『無理だろう』と言われていたが、一躍脚光を浴びた。異なる角度から歴史にスポットライトを当てていきたい」と語った。
 初回の会議にあたっては、事務局(市文化振興課)が子どもたちの理解を深めるため、1999(平成11)年に市が編集・発行した漫画「安藤信正の時代」の再販を報告した。
 また関係者との懇談や、誘致した自治体の取り組み調査、平地区にとどまらない全市的活動などについても確認した。
 (写真:大河ドラマ化に向けて意見交換する出席者)

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